第14日目 (6月16日) エボリューションクリークの渡渉
2018年6月16日(土)
第14日目 エボリューションクリークの渡渉
~エボリューションレーク
7:40~17:40
14,3マイル
木立の中のサイトで起床
結露がない上にテント底面も全く濡れていない。
不思議だ!乾燥しているにもほどがある!
1時間位歩いて着いた橋が境界で、ここからはキングスキャニオンナショナルパークに入る。
いよいよ最難関と思われたエボリューションクリーク。
渡渉地点手前にはちゃんと警告の立て札がある。
川幅は広く深さも太腿位と深かったが、流れが緩くて特に問題なし!
渡渉にもだいぶ慣れてきた、というか、だいぶクリークの状況判断が出来るようになってきた。
しばらく進んだところで向こうから来たアジア人にクリークの様子を聞かれた。
渡渉のポイントを説明してからしばらく英語で立ち話をし、どこからきたの?と聞かれたので日本だと答えたら、実は相手も日本人だった。
カナダ在住のTさんは、リタイヤして、パシフィッククレストトレイルに挑戦中との事。
軽量化で食料が不足していると言うので、チョコバーを2本分けてあげた。
今日は「○○色の帽子の人に会いませんでしたか?」とか言う捜人捜しをしているハイカーと3回会った。
なぜかパートナーとはぐれてしまうらしい。
気をつけよう。
トレイルでは実にさまざまなタイプのハイカーと出会う。
今日会ったハイカーはごく普通の真面目そうな青年だった。
ちょっと変わっていたのは、大きな緑色の恐竜の人形を抱きかかえながら歩いていた事。
恐竜型の浮き袋みたいな奴で、空気を入れて膨らますタイプの人形だ、全長60cmくらいは有った。
一応ハーイ!と挨拶したが、恐竜の人形の事を聞く勇気は無かった。
それから数時間後、今度は真っ赤なフラミンゴの浮き輪人形をザックにくくりつけた青年ともすれ違った。
歩くリズムに合わせてフラミンゴの長い首がカクカクと揺れて、なんともユーモラスだった。
夕方がんばってエボリューションレークまで歩いた。
岩山と湖に囲まれた絵のように綺麗なロケーション。
近くにキャンプしていたPCTハイカーと立ち話で色々と情報をもらう。
次のミューアパスは雪が多いがそこから先の峠の雪はたいしたことが無いとの事。
ホイットニー頂上も雪はほとんど無いそうだ。
渡渉もキングスキャニオンリバーが少し深いだけだそうだ。
すごく安心した。
長時間行動の疲れで夕食を食べてすぐ寝た。
明日は早出でミューアパス越えだ。