2018年スルーハイク-装備

2019年7月3日

ジョンミューアトレイル スルーハイク(2018年6月)で実際に使用した装備の一覧

ジョンミューアトレイルの装備の装備

2018年JMT装備リスト

2018年6月のジョンミューアトレイルスルーハイクで実際に使用した装備のリストです。

ハイカーは筆者とそのパートナーの2名

使用者のスペックは、
筆者: 身長182cm、体重77kg
(以降[A]と表記します)
パートナー: 身長160cm、体重50kg
(以降[p]と表記します)

実際の歩き始めの装備重量(身につけている衣類は除いた)は筆者が約約18kg、パートナーが約14kgだった。

個人装備

ザック

[A]: オスプレー エクソス58
  Mサイズ 容量:58L 重量:1230g
[p]: オスプレー エイジャ58
  sサイズ 容量:55L 重量:1230g

ジョンミューアトレイルではオスプレーのザックの使用率が異常に高かった。
特にエクソスのシリーズは多くのハイカーが使用していた。
比較的軽量で背負い心地が良く、多機能で完成度が高いザックなので、ウルトラライトを突き詰めるので無ければ最適のザックと言っても良いかもしれない。
僕たちは、雨蓋を外して使った。(本体容量に充分な余裕があったので。)

ベアキャニスターを横方向に収納できる広さがある。
サイドポケットとフロントポケットの収納力が高いので、小物や着替えを手軽に出し入れ出来て、なにかと便利だった。

装備の選択次第ではもうワンサイズ小さくて(48リットル)も大丈夫だったと思うが、日本からの行き来にいろいろ詰めることを考えるとこのサイズで良かったかもしれない。

パックライナー

[A]: シートゥサミット ウルトラシルパックライナー
  Mサイズ 容量:70L 重量:98g
[p]: シートゥサミット ウルトラシルパックライナー
  Mサイズ 容量:70L 重量:98g

防水面では他の方法も考えられるし、軽量化も可能だが、キャンプ地でザックから出した装備をひとまとめにしておけるのでとても便利。

トレッキングポール(ストック)

[A]: ブラックダイヤモンド ディスタンスFLZ
  サイズ:105~125cm 重量:445g
[p]: ブラックダイヤモンド ウィメンズ ディスタンスFLZ
  サイズ:95-110cm 重量:445g

重量と耐久性のバランスの兼ね合いで、最後までカーボンタイプとどっちにしようか悩んだ。
こまめに長さを調整して、その時の地形と歩くペースにあった長さにして歩くと疲れ具合が明らかに違うし歩行リズムも安定する。

地面に対するダメージを少しでも減らそうと石突の先端はラバーチップ(テックティップラバー)にしたが、2週間くらいですり減ってしまった。
スルーハイクなら、耐久性のあるカーバイトチップ(テックティップカーバイド)にした方が良いと思う。

スノーバスケットも持って行った。
硬い雪の上では確かに有効だが、無くても何とかなる。
取付と取外しが面倒なので後半はほとんど使わなかった。

水筒

[A]: オスプレー LTレザヴォア 2.5L
  容量:2.5L 重量:170g
[p]: オスプレー LTレザヴォア 2.5L
  容量:2.5L 重量:170g

日本に比べると極端に乾燥しているジョンミューアトレイルではこまめな水分補給が出来るハイドレーションシステムが有効だ。
本当は1.5リットルのタイプを予定していたが、間違って大きい容量を購入してしまった。
実際、1.5リットルでちょうど良かったと思う。
本体に収納すると出し入れが面倒で、パッキングもしにくいのでサイドポケットに入れて歩いた。

ベアキャニスター

[A]: BearVault BV500 Food Container
  容量:11.5L 重量:1162g
[p]: BearVault BV500 Food Container
  容量:11.5L 重量:1162g

ベアキャニスターの定番商品。
事前にテストをしたかったので、ハイカーズデポに買いに行ったら1個しかなかった。
取りあえずその1個で実際に何日分の食料を運べるかを試して食糧計画を煮詰めた。

もう1個はREIのネット通販で注文し、バークレーのショップで受け取った。

使いやすさに不満は無いが、やはりパッキングには頭を悩ませた。
最終的には、ザックの底にテントを敷き詰めベアキャニスターを横置きした。
隙間をフライでふさいでからパックライナーをセットしてその中に全ての装備を収納した。

スリーピングバッグ

[A]: モンベル ダウンハガー800 #3 ロング
  コンフォート温度:3℃ リミット温度:-2℃ 重量:620g
[p]: モンベル ダウンハガー800 #3
  コンフォート温度:3℃ リミット温度:-2℃ 重量:600g

早いシーズンだったので、もう1段暖かいモデルの方が良いかなと思っていたが、手持ちの#3を持って行った。
実際0度以下の気温になったが、手持ちの衣類と合わせると充分な暖かさが確保出来、もう1段寒くなっても大丈夫だったと思う。

マット

[A]: シートゥサミット ウルトラライト インサレーティッドマット
  R(レギュラー)サイズ 外寸:183×55cm  重量:480g
[p]: シートゥサミット ウルトラライト インサレーティッドマット
  Sサイズ 外寸:168×55cm  重量:430g

マットは軽量よりも快適性を選びたい方なので、中綿入りのタイプを選んだ。
寝心地は充分すぎるほど良かったので、選択に間違い無かったと思っている。
スタッフバックがポンプを兼ねていている。多少の重量増ではあるが、毎日のマット膨らましが実に楽しいので良しとしたい。

[A]: スポルティーバ T4 ミッド アプローチシューズ メンズ
[p]: スポルティーバ T4 ミッド アプローチシューズ ウィメンズ

二人とも元々はロッククライマーなのでアプローチシューズを選んだ。
パートナーは日本でしばらく使い込んでから出かけたが、筆者は足が大きすぎるため最後まで日本でサイズが見つからず、結局ギリギリになってREIのネット通販で注文して、バークレーのショップで店頭受け取りした。

スポルティーバの靴は今まで何足も履いてきたのだが、さすがに足慣らし無しでいきなりロングトレイルの本番で使用するのは無謀だと思う。

案の定、右足の外側くるぶしにあたりが有り、痛い思いをした。

共同装備

テント

ビッグアグネス タイガーウォール UL2(米国仕様)
2人用 重量:1134g

軽量な2人用のテント。出発ギリギリにREIのネット通販で注文し、バークレーのショップで受け取った。
当然事前のテストは出来なかった。

アメリカ仕様の為、本体の上部半分はネットだがジョンミューアトレイルでは問題無し。

日本の秋冬だとツライかもしれないが、夏山だとむしろ快適な気がする。

軽量で居住性が良いのは勿論だが、入口が両サイドにあるので、2人使用時にそれぞれが専用出入り口と専用前室が使えて、使い勝手は最高に良い。

コンロ

ジェットボイル SOL
調理容量:0.5l 重量:397g

コンロは手持ちのジェットボイルを持参した。
とにかく沸くのが早いのでストレスが無い。
今回の食料はお湯だけで調理できるものを選んだので、他にクッカーや食器類は全く持たなかった。

ガスカートリッジ

メーカーは様々
容量:100g 重量195g程度

ガスカートリッジは、輸送できないのでリサプライ地点で入手出来るものを購入して使用した。
容量100gのカートリッジで、最大2名×8日分の湯沸かしが出来た。

浄水器

グレイル UL.ウォーターピュリファイヤーボトル
日本でテストして使いやすかったので、メインの浄水器として持って行った。
初めは良かったが、フィルターが詰まってくるとだんだん押す力が重くなり、後半はあまり使わなくなった。

ソーヤー スクィーズ フィルター
予備として持って行ったが、後半はこちらがメインになった。
ペットボトルと組み合わせると、とにかく手軽で使いやすい。

トロウェル

Vargo Titanium Dig Dig Tool
重量34g

重量と使いやすさとのバランスが良く取れている。
見た目より頑丈で、ガンガン使っても壊れ無かった。