時期と日数

2021年4月9日

ジョンミュアートレイルの時期

計画の第一歩はいつ行くか?です。

ジョンミューアトレイルのベストシーズンは年によって多少変わりますが6月中旬~9月頃です。

早い時期には、通過するパス(峠)に残雪が残っていて、雪の量や状態によってはピッケルやアイゼンが必要になります。

ジョンミューアトレイ、雪のパス(峠)超え

積雪量に関しては、[Snow Pack Conditions – Snow Water Content Graph]のウェブサイトで確認出来ます。
このサイトを見るとその年のおおよその積雪量が判り、平年との比較が出来ます。

逆に遅い季節の場合、降雪の可能性が有ります。

筆者はトゥラミメドウズで9月末に雪に降られた事が実際に有るので、位置的には南とはいえ標高が高いパス越えでは雪対策が必要です。

スルーハイクに必要な日数は?

ジョンミューアトレイルの計画を立てる時に、スルーハイクに必要な日数は、どんなハイキングをやりたいかと体力と経験値の有無で大きく変わります。

体力と経験が豊富で自分なりのスピード記録に挑戦したいのか。
あるいは、快適な装備でゆっくり時間をかけてアメリカの大自然を満喫したいのか。
等々、ハイキングの目的とスタイルは人それぞれで大きく異なります。

ジョンミューアトレイルのスルーハイクの平均的なコースタイムは3週間程度とされています。
実際、日本で山登りをある程度経験している平均的な登山者にとっては、3週間は充分無理の無い計画が立てられる期間だと思います。

ちょっと体力に自信が有る人が装備の軽量化を行えば、2週間程度の日数でスルーハイクをすることは充分可能です。

セクションハイクという選択。

仕事を持っている人にとっては、実際問題としてどんなスタイルでジョンミューアトレールを歩くかは、休暇が取れるかどうかに関わっていると思います。
スルーハイクするための3週間以上の休暇が取れる人は幸せですが、それだけの長期休暇を自由に取れる人はそう多く無いと思います。

スルーハイクするだけの長期休暇が取れない場合には、トレイルの一部を歩くセクションハイクという選択肢があります。
ジョンミューアトレイルをいくつかのセクションに分け、何回かのハイキングで全コースの踏破を目指すスタイルです。

ジョンミューアトレイルにはコースの途中で下山、あるいは合流出来るルートが沢山有るので、比較的自由に自分のスケジュールに合わせたセクションハイクが可能です。

それでも日本~アメリカの往復の時間や、ジョンミューアトレイルへの合流と下山を考慮すると1回の旅行期間は10日程度以上欲しいです。

日本からの往復と、さらに合流と下山の日数を引くと、実際にコースを実際にを歩けるのは5~7日程度になります。

そうなるとジョンミューアトレイルを踏破するには、3回~4回のセクションハイクが必要です。