第5日目 (6月7日) トゥラミ・メドウズ
行動時間: 7:45~17:30
行動距離: 13.2マイル(21.1km)
サンライズレーク~ジョンミューアトレイルに合流~カテードラルレーク~トゥラミ・メドウズ
標高が高くなったせいか朝はかなり冷え込んだ。
気温は約0℃、クリークの水飛沫は凍っていた。
トレイル上にも残雪が沢山残っている。
しばらく下ってサンライズに到着。
ここは、きれいに整備されたキャンプ場だがシーズンが早いため人気は全く無く閑散としている。
僕たちのオリジナルルートはここでジョンミューアトレイルに合流する。
トゥラミメドウズに近づいたカシードラルレーク付近からハイカーの数がぐんと増えて来た。
15:20 トゥラミメドウズに到着。
とりあえず情報収集のためにビジターセンターへ。
ここからが大変だった。
ビジターセンターの係員の説明では、キャンプグラウンドは全てクローズ。
「トゥラミメドウズでキャンプ出来る所はない!!」との事。
そんなはずは無いと思いながらも、礼を言ってから次の目的地の郵便局へ。
郵便局は小さなマーケットと簡単な食堂に併設されている。
窓口が閉まっていたので、ショップの人に訊ねると今日はもう閉まったと言う。
明日は郵便局は開いているとの事だ。
しょうが無いのでビールでも買うかと思ったら、ショップもたった今閉まったところだそうだ。
もちろん食堂も閉まっている。
冷たいビールや新鮮な野菜を逃してしまった。残念!
次は今夜のキャンプについて聞くために、レインジャーステーションへ。
受付のレインジャーに聞いてもキャンプ場は全て閉鎖中とのこと。
ウィルダネスパーミットを持っているから、バックパッカーズキャンプグラウンドに泊まる権利があるはずだと言っても、キャンプ場はクローズの一点張り。
ウィルダネスキャンプならかまわないけれど、その場合トレールヘッドから4マイル以上離れたところじゃないと駄目だと言われた。
しばらく押し問答を続けたが、僕たちが今日ヨセミテからのトレールを終え、明後日からジョンミューアトレイルに出発することを話したら、向こうが折れた。
「オーケーそれじゃあしょうが無いな。キャンプ場の場所はここだ。」
といって地図を渡してくれた。
「だけど水もトイレも無いぞ。穴を掘ってトイレをするのも厳禁だし、川の水を使っても駄目だ。トイレは国道まで行ってパーキングのやつを使え。あと、泊まっているところを他の人に見つからないようにしろよ。」とレインジャー。
「オーケー、オーケー、判ってるよ。僕たちは今夜キャンプ場には泊まらない事になってるし、誰にも見えないようにするよ!」僕は答える。
ふぅーっ!何とかしのげたぞ!
それから人気の無いキャンプ場に行き、静かにテントを張り、静かに食事をして寝た。