第20日目 (6月22日) マザーパス越え
7:40~15:30
パリセイドレークから 1.3マイルの地点~マザーバス~Lake Marjolic(Pinchot passから1.5マイル手前)
11.6マイル
夕べは寝る頃には風もおさまり快適に眠れた。
夜から朝にかけて寒い感じは無かったが歩き出してみると地面や沢水が凍っていた。
マザーバスへの登りは急なスイッチバックで頂上付近はスノーパッチが残っていた。
今までの峠越えよりも通過時間が早いせいで雪はかなり堅い。
向こうから降りて来るハイカーはほとんどがピンスパイクを履いているしピッケルを持っている人もいる。
一般にこちらのハイカーは雪の上を歩くのがヘタクソだ。
冬でも雪の全く降らない地域から来ている人も多いのだろう。
雪渓歩きに慣れている日本人にはどうってことは無いが1週間前だとスパイクなしでこの時間だちょっとやばかったかもしれない。
マザーバス頂上は日溜まりになっていて、7~8人のハイカーが休憩していた。
のんびり休んでいるように見えたが、後から考えると雪が緩むのを待っていたのかも知れない。
パスを越える度に景観が少しずつ変化していく。
なんとなくネバダ風になってきたとでも言うのだろうか。
パスからは急なスイッチバック、その後も までずーっとゆるやかに下っていく。
スイッチバックが終わったあたりから蚊が多くなり、歩いていてもまとわりついてくる、ほとんど一日中悩まされた。
季節の変化で今後はずっと蚊に悩まされるかもと不安になる。
途中何回かちょっとしたリバークロッシング。
ベアークリークやエボリューションレークに比べればどうってこと無い、せいぜいくるぶし程度でうまく場所を選べば濡れずに渡れる。
今日はずーっとスペイン系アメリカ人の二人組と抜きつ抜かれつだった。
昨日あたりからすれ違うハイカーの雰囲気が変わってきたような気がする。
見るからにPCTハイカー的なウルトラライトなタイプが少なくなり、アメリカのバックパッカー的なタイプが増えてきた。
PCTハイカーの通過のピークが過ぎたのかも知れない。
Lake Marjolicの湖畔の最高に気持ち良いサイトでテントを張る。
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