書籍

2021年4月9日

ジョンミューアトレイルの書籍

ジョンミューアトレイルに関係した書籍

意外に少ないジョンミューアトレイル本

ジョンミューアトレイルに出発しようと思った時、始めにチェックするのは書籍、つまりジョンミューアトレイルについて書かれた本では無いでしょうか?

しかし、試しにAmazonで検索

してみればすぐに判りますが、ジョンミューアトレイルに関連した日本語の書籍は加藤則芳さんの書いた「ジョン・ミューア・トレイルを行く」以外はほとんど見当たりません!

そうなると、海外の書籍を捜すしか手段はありません。
幸い海外にはジョンミューアトレイル関係の書籍、特にガイドブックが多く出版されており、英語というハードルはあるけれどもとても参考になります。

電子書籍という選択肢

ジョンミューアトレイルに関する書籍、特にガイドブックはその本が良い本であればあるほど実際のトレイルに持って行きたくなるものです。
けれども、ただでさえ持ち運べる重量に制限のあるロングトレイルにバカ重い本を持って行くのは現実的ではありません。

以前であれば、必要な情報部分をコピーに取ったり、泣く泣く書籍を分解して必要なページだけを持っていたりしたものでした。

しかし今は電子書籍という便利な方法があります。
スマホやタブレットを持って行くのであれば、Amazonキンドル等の電子書籍を利用すれば、関連書籍を丸ごと何冊でも持って行くことが可能となります。

そのうえ電子書籍を利用すれば、愛読書を持ち運ぶことも出来るので、気持ちの良い場所で大好きな本を読むというこの上ない贅沢も可能となります。

日本語のジョンミューアトレイル本

ジョンミューアトレイルについて書かれた日本の書籍は、加藤則芳さんの「ジョン・ミューア・トレイルを行く」ただ一冊だけです。
これだけロングトレイルが話題になり、ジョンミューアトレイルの人気が高くなって来ているのに不思議な感じすら憶えます。

ジョン・ミューア・トレイルを行く

加藤 則芳 (著)  1999/7/1

この本を読んでジョンミュアートレイルにあこがれたハイカーは多いと思います。
紀行文として最高の名著で、著者である加藤さんのトレイルに対する思いが心に響きます。

ただガイドブック的な要素はあまり無いので、計画作成の資料というよりはモチベーションのアップと、トレイルに対する思想を知るための本と言えるでしょう。

英語のジョンミューアトレイル本

ジョンミューアトレイル

ザ エッセンシャル ガイド トゥ ハイキング アメリカズ モースト フェイマス トレイル
John Muir Trail: The Essential Guide to Hiking America’s Most Famous Trail
エリザベス ウェンク(Elizabeth Wenk) 著 2014/6/3

アメリカで最も有名なトレイルを紹介している、最も有名な本。
何版も重ねていて完成度は高く、ジョンミューアトレイルを歩くために必要な情報はほほ網羅されています。
この本と、後述する「ジョンミューアトレイル トポグラフィック マップガイド」を参考にして、自分の山行スタイルや体力の加味すれば計画の立案は万全と言えます。

一つ残念なのは発行年が2014年なので情報がやや古い部分があり、パーミットが抽選制になった事などは書かれていないため、注意が必要です。

プラン アンド ゴー | ジョンミューアトレイル

オール ユー ニード トゥ ノウ コンプリート ワン ノブ ザ ワールズ グレイテスト トレイル
Plan & Go | John Muir Trail: All you need to know to complete one of the world’s greatest trails
Gerret Kalkoffen,Kevin Muschter (著) 2016/12/8

計画を立てるガイドブックとしては一番役に立った本でした。

ジョンミューアトレイルの背景といった直接トレイルを歩くのに必要の無い情報はさらりと取り上げられているだけですが、計画を立てるのに必要な情報はきっちり書かれています。

ページ数が多すぎないので日本人にとっては必要な情報を探しやすく、計画を立てる時にとても役に立つガイドブックです。